留め
とめ
部材どうしを45度に加工し、組む技法。小口が見えず、木材の動きを考慮した段差(チリ)も設けなくて良いため、スッキリした見えがかりとなる。
馬乗せ
うまのせ
複雑な形状同士の木材どうしをぴったりと組み合わせる。装飾的な木工技法。
ホゾ組み
ホゾぐみ
ほぞ(凸部)をほぞ穴(凹部)に差し込むことで強固に接合する工法。
ナグリ加工
ナグリかこう
木材の表面に独特な形状の削り跡を残す日本古来からの木材加工技術。
突板 後貼り
つきいた あとばり
トップ面の突板を後から仕上げる工法。小口材の厚みが見えずスッキリした印象となる。
桐の背板 突板貼り
きりのせいた つきいたばり
家具の裏側となる背板も突板でつくるグレードの高い仕様。調湿、防虫、防腐性に優れた桐材を背板に使用する際は塗装せず素地で仕上げる。
背板 突板貼り/塗装
せいた つきいたばり/とそう
家具の裏側となる背板も突板でつくるグレードの高い仕様。本体と同材の突き板を使用し裏側まで丁寧に仕上げる松井木工の標準仕様。
桐の収納内部 突板貼り
きりのしゅうのうないぶ つきいたばり
収納家具の内側を突き板でつくるグレードの高い仕様。調湿、防虫、防腐性に優れた桐材を収納内部に使用する際は塗装せず素地で仕上げる。主に抽斗(ひきだし)の内部仕上げとして使われ、その場合は抽斗内箱も桐材でつくられることが多い。
収納内部 突板貼り
しゅうのうないぶ つきいたばり
収納家具の内側を突板でつくるグレードの高い仕様。本体と同材の突き板を使用し内側まで丁寧に仕上げる松井木工の標準仕様。
ヌメ出し
ヌメだし
タンス部材(ヌメ)が家具前面に露出する、気密性が高く使い勝手の良い、和家具の伝統的な形式。
蟻組み
ありぐみ
精度を求められる伝統的な木組みの技法。台形が連続する独特の形状は、木材の動きを抑制し強度も増す。
摺込み
すりこみ
抽斗の内箱を本体とピッタリ削り合わせる、抽斗の吊り込み方法。
抽斗:ソフトクローズ
ひきだし:ソフトクローズ
抽斗が閉まる際の音と衝撃を緩和するため、閉まる直前でブレーキがかかり最後はゆっくりと閉まるスライドレールの機能。
底引きレール
そこびきレール
抽斗の底に取り付けるタイプのスライドレール。抽斗を開けた際に金物が見えず、家具の美観を損ねない。松井木工が使用するスライドレールの定番。
木釘
きくぎ
抽斗を組む際に使用する木製の釘のこと。金属製の釘と異なり表面を鉋やヤスリで削ることが可能なため、抽斗を組んだあとからでも細かな寸法調整が可能となる。
桐の内箱
きりのうちばこ
調湿、防虫、防腐性に優れた桐材で抽斗の内箱をつくる仕様。カキ板、向板は無垢材を、底板は突板を使用している。
バスウッドの内箱
バスウッドのうちばこ
やわらかく緻密で均質な質感をもつバスウッドで抽斗の内箱をつくる仕様。カキ板、向板は無垢材を、底板は突板を使用している。在来樹ではシナの木として知られている。
蟻桟の反り止め
ありざんのそりどめ
無垢木材の伸縮を逃がしながら、反りを抑制する伝統的な和家具の技法。
框組み
かまちぐみ
木材を四方に組んでつくった枠(框)に板やガラスなどをはめ込む工法。
押縁
おしぶち
框の中におさめる板やガラスなどを、枠に固定しズレないように押さえるための部材のこと。松井木工の標準仕様ではこの細い部材も無垢材を加工して使用している。
引き戸
ひきど
扉を真横にスライドして開閉させる形式。扉の開閉スペースを必要とせず、開いたままの状態でも置いておくことができる。
扉:ソフトクローズ
とびら:ソフトクローズ
扉が閉まる際の音と衝撃を緩和するため、閉まる直前でブレーキがかかり最後はゆっくりと閉まる丁番もしくはラッチの機能。
突板ガラス
つきいたガラス
透明ガラスに天然木の突板を貼りつけたもの。天然木の質感を生かしたまま、リモコンの赤外線を通すことが可能となる。
アップボーンレザー
素材の約60%に本革の端材を使用したリサイクルレザー。靴やベルトといった革製品の製造工程から出た端材を粉砕しシート状に再形成した再生素材。
鉄
てつ
細く、薄くも使える強度の高い鉄。脚などの構造部材や、一部面材の仕上げ材としても使用しています。冷たく無機質がらどこかあたたかみのある質感は木材の良さを引き出す素材です。
ガラス
光を通し、収納内部や空間にも明るさと広がりを与える効果がある。
ミラー
空間を広く明るく見せ、上品で洗練された印象を与える効果がある。
人工スエード
じんこうスエード
極細の合成繊維の基布表面を毛羽立たせたやわらかな風合いを持つテキスタイル素材。松井木工では一部の家具の抽斗底板仕上げとして使用されています。